<ヤンキース1-2レイズ>◇1日(日本時間2日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキース黒田博樹投手(39)がレイズ戦に登板し、今季最長の8回を投げ2失点に抑えたが、今季6敗目を喫した。

 この日は立ち上がりから好調で、3回まで無失点と好投。4回にシフトの逆を突かれた不運な内野安打を打たれ、1死一、三塁から適時打を許して先制を許し、6回にはソロ本塁打で2点目を追加されたが、テンポの良い投球で安定していた。8回には1死二、三塁のピンチに陥ったが、マウンドに駆け寄ったジラルディ監督に尻を叩かれ、最後の力を振り絞って後続を空振り三振と二ゴロに打ち取り切り抜けた。

 8回で今季最多の109球を投げ、9安打1四球7三振で2失点と好投。だが打線の援護がなく黒星となった。今季はこれで5勝6敗となり、防御率4・08。

 またイチロー外野手(40)は先発を外れ、9回先頭が四球で出たところで、代走で出場した。

 黒田は「(反省点は)味方の点より多く与えてしまったというところだと思いますし、あの1発は結局、最後まで効いた一発だった、という感じです」と話した。