<ブルージェイズ1-5レンジャーズ>◇18日(日本時間19日)◇ロジャーズセンター

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(27)が今季最多タイとなる12奪三振をマークして9勝目(5敗)を挙げた。

 6回2/3を投げて5安打12奪三振3四球で1失点(自責1)。防御率は2・88となった。

 スライダーの切れが冴えたこの日は、相手打線のバットが面白いように空を切った。初回にカブレラを内角低め速球で見逃し三振に仕留めると、6回にフランシスコを外角スライダーで空振り三振とするまで、毎回&スタメン全員からの三振を記録した。味方打線の援護にも恵まれながら、6回まではたびたび走者を二塁に進めながらも無失点に抑えたが、7回先頭ラスマスにカウント2-0からの内角速球を右翼へ運ばれた。1死一塁で迎えた川崎に初球内角カットを右越え二塁打とされ、1死二、三塁のピンチ。次打者レイエスを遊飛に仕留め、2死二、三塁としたところで117球で降板した。

 ダルビッシュは「久しぶりに球速も出ていたので、気分はすごくよかったですけど、何しろストライクを取るのに少し苦労しました。(川崎の二塁打)最初の2打席はうまいこと抑えられて僕の勝ちかなって思いましたけど、(第3打席で)初めて左打者にカッターを投げて、それを初球でしっかり捉えられちゃったので、今日は僕の負けでいいです(笑)」と話した。