＜ヤンキース３－２レッズ＞◇２０日（日本時間２１日）◇ヤンキースタジアム

　ヤンキース黒田博樹投手（３９）がレッズ戦で今季２０試合目の先発マウンドに上がり、メジャー通算２００試合登板を記録した。好投したが、勝敗は付かなかった。

　１回を３者連続三振に抑えるなど立ち上がりから好調で、連打は１度も許さず。５回に味方内野手の失策で先頭打者を出し、犠打で進塁を許した後、適時二塁打を打たれ先制点を与えた。だがその裏に味方が２点を奪って逆転し、１点リードのまま勝利投手の権利を得て６回２／３で降板した。３安打２四球６三振で１失点（自責０）だった。今季は６勝６敗、防御率３・８８。

　チームは２番手で登板した右腕ベタンセスが同点のソロ本塁打を許し、黒田の勝ちが消えたが、９回にサヨナラ勝利した。

　黒田は、勝利投手の権利を得ながら白星を消されたのがこれで今季５度目となったが「勝ちが付かないときもありますけど、アプローチを変えずにコツコツやっていれば、いつか何かで、それは野球以外でかも分からないですけど、報われることがあるんじゃないかなと思ってます」と話した。