<ロッキーズ13-4カブス>◇6日(日本時間7日)◇クアーズフィールド

 右ひじ靱帯再建手術からの復帰を目指していたカブス藤川球児投手(34)がメジャー復帰し、約1年2カ月ぶりにマウンドに上がった。1イニング(打者3人)を投げて1死球無失点。わずか10球で3アウトを奪った。

 カ軍の1点リードで迎えた6回に先発アリエッタが大崩れした。先頭打者から本塁打を含む7連打で6失点。なおも無死一、二塁の場面で藤川の出番がやってきた。

 先頭ブラックモンを1ボール2ストライクと追い込むが、4球目内角カットボールが肘に当たって死球。無死満塁とピンチを広げた。次打者ラトレッジを低めスプリットで二ゴロ併殺に打ち取る間に、先発が残した走者が生還した。2死三塁とした後は、それまで3安打と当たっていた3番モーノーを迎えたが、スプリットで左飛に打ち取って3アウトとした。

 藤川は「(感慨は)まったくないですね。1球投げてすぐ空振り取れたんで、大丈夫だなって。1球ストライクを取ってからは、最終的にこのバッターをどう打ち取ろうかなってことは考えました。とにかく今日1試合終わった。ずっと(失点)ゼロではいきたいですけどね、やっぱり。やるべきことをやっていけば、最少失点でいけると思う」と話した。