<カブス2-1オリオールズ>◇24日(日本時間25日)◇リグレーフィールド
カブス和田毅投手(33)が古巣オリオールズを相手に自己最多8奪三振で今季4勝目(1敗)を挙げた。
6回1/3を1安打8奪三振1四球で1失点(自責1)とする快投に加え、第1打席にメジャー初安打も記録した。防御率は2・56。
オ軍先発ゴンザレスと演じた投手戦を制した。5回裏にカ軍アルカンタラが4号ソロ弾で先制するまで、両軍先発が許した安打は、わずか1本だけ。和田は伸びとキレのある速球を巧みに制球しながら、強力オ軍打線を寄せ付けなかった。1回2死からジョーンズに四球を与えたが、その後は打者16人を連続凡退。7回先頭ピースにソロ弾を左翼席に運ばれ、惜しくも無安打無失点は途切れたが、次打者ジョーンズを二飛に仕留めた後、投手交代でマウンドを下りた時は、地元ファンからスタンディングオベーションが沸き上がった。
和田は「ノーヒットノーランだってことはもちろん知ってましたけど、そこは考えずに、実は結構疲れが出てきていたので行けるところまで行こうと思っていました。今日はストレートがよかったので、ストレートを中心に(捕手)カスティーヨが(配球を)続けてくれました」と話した。