<カージナルス13-2カブス>◇第2試合◇30日(日本時間31日)◇ブッシュスタジアム

 カブス藤川球児投手(34)が3点を追う8回に3番手としてマウンドに上がったが、3安打3失点(自責3)で1死も奪えずに降板した。防御率は4・91。

 前打席で3ランを放っていた3番ホリデーの勢いを止められなかった。カウント2-1から4球目低めのカットボールを中越えソロ弾とされた。4番アダムスはフルカウントから速球で打ち取ったに見えたが、詰まった打球がレフトの間に落ちて左前打に。続くモリーナもセンターへ抜けそうな打球を二塁手が止めたが送球できずに内野安打。無死一、三塁となったところで降板した。

 藤川は「これも(球の)キレの問題。(不運な打球)ヒットゾーンに飛ぶということは、こっちのバッターの技術もありますけど、(それを)上回るボールのキレがないんでしょう」と話した。