<カブス4-8ドジャース>◇18日(日本時間19日)◇リグリーフィールド

 カブス和田毅投手(33)が今季最終登板に臨み、5回1失点と好投をしたが、救援陣が逆転を許し5勝目が消えた。

 5回を投げて5安打5奪三振1四球で1失点(自責1)。勝敗は付かず防御率は3・22。通算4勝3敗で今季を終えた。

 速球の制球が冴えたこの日は、ナ・リーグ西地区首位を争うド軍打線を圧倒した。立ち上がりから6者連続凡退とした後、2点リードで迎えた3回に先頭ウリベに四球を与えたが、次打者を遊ゴロ併殺に仕留め、この回も打者3人で終えた。4回は先頭ゴードンに三塁バント安打を決められるも、一塁牽制からの挟殺プレーでアウト。その後も2連打で1死一、三塁のピンチを迎えたが、4番ケンプを空振り三振、5番ラミレスを見逃し三振とし、点を与えなかった。失点したのは5回。1死三塁から8番エリスを一ゴロに打ち取った間に三塁走者が生還した。

 5回を投げ終えてベンチへ戻ったところで降板を告げられ、勝利投手の権利を持ったまま下がった。

 和田は「悔いのない投球をしたいと思っていた。自分にとっては最後のアピールの場だった。ここ2、3日(左)足のハムストリングがあまりいい状態ではなかった。今日投げる時はまったく支障はなかったが、そこが考慮されて多分5回で終わったと思う。前回の反省を踏まえて今日は最初の方はいいピッチングができたんじゃないかと思います」と話した。