<アストロズ8-3マリナーズ>◇21日(日本時間22日)◇ミニッツメイドパーク

 マリナーズ岩隈久志投手(33)が5回を持たずに6安打4失点(自責4)で降板し、今季9敗目を喫し、自己最多を更新する15勝目を挙げることはできなかった。

 4回1/3を投げて6安打8奪三振3四球(1敬遠)で4失点。防御率は3・54となった。

 初回はいきなり四球と味方失策で無死一、二塁とする苦しい立ち上がりとなったが、なんとか無失点で切り抜けた。0-0で迎えた2回は2死二、三塁から暴投で先制点を許してしまった。だが、直後に味方打線が同点に追いつく。3回と4回は制球も落ち着きを見せ、テンポよく回を終えると、5回攻撃にソーンダースの2点弾で勝ち越しに成功した。

 2点のリードを守りたかったが、5回は無死一、三塁から2番アルトゥーベの左翼線二塁打で1点を献上。次打者カーターを敬遠で歩かせて満塁としたところで、ファウラーを空振り三振に仕留めるも、5番プレスリーに2点適時打を許して降板となった。

 岩隈は「5回に関しては先頭打者へのフォアボールがすべてだった。初回からピンチも多い中、なんとか粘り強くやったが、ここというところで初球の入り方が甘くて打たれてしまった」と話した。