<ヤンキース6-5オリオールズ>◇25日(日本時間26日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキース黒田博樹投手(39)が、オリオールズ戦で今季最後の先発登板を行い、8回を2失点と好投し勝利投手の権利を得て降板したが、救援に勝ち星を消されまたしても不運な試合となった。

 1回に先頭から2者連続でソロ本塁打を浴びるなど不安な立ち上がりだったが、2回以降は好投。4回以降は安打を1本も許さず、終盤の7回でこの日最速の93マイル(150キロ)をマークした。8回を2本塁打を含む3安打、2失点、9三振で、自己最長となる5試合連続無四球を記録した。

 だが3点リードをもらい降板した後、抑えのロバートソンが2ランとソロ本塁打を浴び、同点に追いつかれて黒田の今季12勝目が消えた。9回裏に、引退前最後のホームゲームとなったジーターがサヨナラ打を放ち、チームは勝利した。

 黒田は「(ジーターは)持っているものが違いますから。勝ち負けは自分でコントロールできるところとできないところがあるんで、それは仕方がないかなと。最後の最後でそういう1年だったかなという感じです」と話した。