<ヤンキース6-5オリオールズ>◇25日(日本時間26日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキースの主将デレク・ジーター遊撃手(40)が、本拠地ヤンキースタジアムで最後となる試合で、劇的なサヨナラ安打を放った。

 3点のリードを追い付かれ、5-5となった直後の9回裏1死二塁から、右前へサヨナラ打を運んだ。

 1回裏無死一塁で迎えた第1打席に左翼フェンス直撃の適時二塁打。

 第2打席は遊ゴロ、第3打席は空振り三振。

 2-2の同点で迎えた7回裏1死満塁の第4打席では、遊ゴロで失策を誘い、得点につなげた。

 5打数2安打3打点。

 試合後は「ほとんど泣きそうだったが、泣かないようにトライしていた。最後はどんなプレーをしたのかよく覚えていない。ヤンキースの遊撃手は、5~6歳の頃からの夢だった」と、感無量の表情だった。

 なお、ジーターは26日から敵地ボストンの3連戦が公式戦最後の試合。同地では、遊撃は守らず、DHで出場する。