2年ぶりの頂点まであと1勝に迫っているジャイアンツは、敵地に移動して1時間ほど汗を流した。

 2010年は4勝1敗、12年は4勝0敗で、ワールドシリーズを制している。今年はほぼ互角の展開。ボウチー監督は「お互いバランスの取れたチームなので、第6戦までもつれ込んだことに誰も驚いていない」と冷静に話す。

 このシリーズで打率4割7分4厘、1本塁打、5打点と好調の中軸打者ペンスは「何も言うことはないよ。明日の試合に勝つだけさ」と早くも気持ちを盛り上げている。要所での活躍が目立つ新人のパニックは「ここまでの試合で相手が強いのはよく分かっている。明日もベストを尽くして戦うだけ」と油断するそぶりは一切見せなかった。