米大リーグ、カブスで通算512本塁打を放った往年の名選手で「ミスター・カブ」と呼ばれるアーニー・バンクス氏が23日に死去したと球団が発表した。83歳だった。死因は明らかにされていない。

 黒人リーグを経て1953年にカブス入り。主に遊撃と一塁を守り、58、59年にはナ・リーグ最優秀選手に選ばれた。通算19年プレーして打率2割7分4厘、2583安打、1636打点。77年に米国野球殿堂入りした。みんなに愛される人柄でも知られ、82年には背番号14が球団史上初めて永久欠番となった。