<ヤンキース8-2マリナーズ>◇4日(日本時間5日)◇ヤンキースタジアム

 【ニューヨーク4日(日本時間5日)=千葉修宏、木崎英夫通信員】ヤンキース松井秀喜外野手(33)が、自己最長タイとなる14試合連続安打をマークした。この日は4番DHで4打数2安打2打点。2本の適時打でマリナーズ戦3連勝に貢献した。デーモンから松井までの1~4番が、ここ2日間で計21安打と大爆発、恐怖のカルテットとなった。

 タイガースに3連敗し、ムードは最悪だったヤンキースが、マリナーズとの3連戦で息を吹き返した。この日も中心は松井だった。1点を追う3回裏無死一、三塁。相手先発シルバの難しい外角低めシンカーを左翼線への同点適時二塁打。そして、4回裏にも右前適時打を放った。

 4打数2安打2打点で、連続試合安打を自己最長タイの「14」に伸ばし(シーズンをまたぐ最長は05年9月26日~06年4月13日の16試合連続安打)、チームはマリナーズを相手に3連勝。再び貯金を1とした。松井は「レフト線の当たりは難しいボールでしたけど、シンカーピッチャーなので、意識してたからこそ逆方向へうまく打てたんだと思います」と説明した。

 前回14試合連続安打を達成した昨年7月3~19日は打率3割7分5厘、6本塁打、10打点。月間MVP受賞につながった圧倒的な打棒が特徴的だった。今回の14試合連続安打は、技術が支えたものだ。松井自身「前回と比べて?

 僕の感じでは、去年の方が良かったと思います」「調子の波?

 若干はあります」。本塁打はわずか1本と、絶好調ではないことを説明する。

 そんな中、全17安打中10安打が中堅から左へ飛んだもの。レフトへの本塁打こそないものの、苦手だった外角ツーシームに対し、左前打などで「逃げる」ことができるようになったのが大きい。

 ジラルディ監督は、右太もも痛のロドリゲスをはじめ、故障者が続出しているチーム状況で、1~4番のデーモン、ジーター、アブレイユ、松井の「恐怖のカルテット」の成績に目を細める。同監督は「昨日も4人で10安打だろ。今日もまたグレートだったな」。4人は2試合で21安打。主砲の不在を打線でカバーしている。

 5日は休養日。6日からは、昨年のア・リーグ地区シリーズで完敗したインディアンス3連戦が待っている。ジラルディ監督は「好調な時は試合を続けたいものだが、この休みはチームにプラスになると思う」という。松井も愛妻のいるマンハッタンの自宅で充電し、再び強敵との決戦に臨む。【千葉修宏】