福留2号!やっと出た開幕戦以来40日ぶり
<カブス7-2ダイヤモンドバックス>◇10日(日本時間11日)◇リグリーフィールド
【シカゴ(米イリノイ州)10日(日本時間11日)=佐藤直子通信員】待ってました! ダイヤモンドバックス戦に「5番右翼」で出場したカブス福留孝介外野手(31)が、3月31日の開幕戦以来となる1発を放った。7回、右腕メダーズからダメ押しとなる2号2ランで、チームは7-2と快勝して6カードぶりに勝ち越した。通算打率は3割2分1厘だが、本拠地では4割3分8厘と相変わらず打ちまくっている。
逆転し、勢いに乗るチームの流れに乗った。1-2から逆転し、3点をリードした7回2死一塁。カウント0-2からの3球目。やや外角低めのストレートをバットがとらえた。最後にグンとひと伸びした打球は左中間席へ飛び込み、34試合ぶりの2号2ラン。実に40日ぶりの1発となった。
打者一巡の猛攻だったこともあり「勢いで打たせてもらったようなもんですよ」と謙遜(けんそん)した。勝利を決定づけるダメ押しに、今季最多となる4万1597人の観客は総立ちとなって「フ~ク~ド~メ!」の大合唱。「偶然だぞ」から訂正された「絶対やれる」と書かれたサインボードが客席で躍る。ベンチに戻ると、チームメートに祝福され、さすがに笑顔を見せた。「たくさんのファンの前でプレーできることはうれしいし、その中で結果が残せるのはいいんじゃないかと思います」。
この日は3打数1安打1四球で、本拠地打率はナ・リーグ3位の4割3分8厘。リグリーフィールドでの無安打はたった3試合で、地元では「本拠地では必ず打つ」との“神話”もにわかに浮上してきた。だが、決して自分の納得いく打撃ができているわけではない。疲れで手がむくむのか、バットが手になじまない。打った時の感覚も「しっくりくる部分がない」と首をひねるが、攻め続けられた外角球に逆らわず、左中間方向に打球を飛ばせたことは、決してマイナス要素とはならないはずだ。自分の成績がどうあれ、チームの勝利優先は変わらない。
福留 チーム自体、波に乗りかけているんで、それを崩さないようにしていけたら。試合を1つ1つ取っていく方が、お客さんもうれしいでしょうし。
本拠地で強い男が、シカゴのファンを盛り上げていく。
[2008年5月12日8時49分 紙面から]
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