<レイズ2-1ヤンキース>◇13日(日本時間14日)◇トロピカーナフィールド
ヤンキース松井秀喜外野手(33)が、1点を追う9回表1死から値千金の同点5号を放った。「多少強引に打った感じ」という力強い振りで、相手守護神パーシバルの90マイル(約145キロ)高め直球を右翼ポール際へ運んだ。同投手が「あの球を本塁打にできるのはリーグでも3人くらいだろう」と悔しがれば、守っていた岩村も「ホームランしかないという場面で、さすがだなというのを見させてもらいました」と脱帽だった。
3、4月は打率3割2分2厘、4本塁打、13打点と好調だった松井だが、実に61打席ぶりのアーチ、32打席ぶりの長打だった。敗れたジラルディ監督も「勝てるチャンスを与えてくれた大きな本塁打だった」と、復調のきっかけとなりそうな1打を喜んだ。
ただ松井本人の表情はさえなかった。11回表1死一塁で、左腕ハウエルが投じた内角から真ん中へ入ってくるスライダーに詰まり、二-遊-一の併殺に倒れた。試合後は「(本塁打が)勝利に結び付かなかったのが残念です。次の打席でダブルプレーになっちゃたんで。あの辺で相手に勢いがいってしまったと思う」と反省した。
本塁打が出たとはいえ、チームはレイズに連敗。松井自身も5打数1安打で、打率は3割1分9厘と下がった。「相手の勢い?
それはありますよね。でも、それはそういう時期ということもあると思う。早く自分たちでそれを止めないと」。自らのバットでの「ストップ・ザ・レイズ」を誓った。



