<カブス8-5パドレス>◇14日(日本時間15日)◇リグリーフィールド
【シカゴ(米イリノイ州)14日(日本時間15日)=佐藤直子通信員】フルカウントの男が誕生だ!カブス福留孝介外野手(31)が5打数3安打で今季6度目の猛打賞をマーク。同時にカウント2-3からの安打数を10に伸ばし、ナ・リーグトップに立った。昨季サイ・ヤング賞ピービを相手に2打数2安打。持ち前の勝負強さでチームを勝利へ導いた。
WBC以来の対戦となるピービ相手に迎えた第1打席。サイ・ヤング賞男にカウント2-3と追い込まれたが、8球目の低めスライダーを「うまく拾えたよ」と中翼フェンス直撃の二塁打とした。第3打席には、交代したばかりのレデズマからフルカウントの末に右中間安打。この2安打で今季カウント2-3からの安打数は10で、パドレス井口を抜いてナ・リーグ1位だ。
フルカウントからは「ストライクゾーンを広く持って」と意識している。四球を嫌う相手としては、厳しいコースでの勝負は避けたい。その状況で甘い球を高確率でとらえている。この勝負強さには、昨季ナ・リーグ投手3冠王ピービですら「今日対戦した中で一番の打者だった」と、脱帽だった。
ピービからは2打数2安打。WBCでの対戦成績は1打数無安打1四球だったが、今回は福留に軍配が上がった。「やっぱりあの投手から打てたことは自信になるでしょう。こっち(メジャー)へきて野球をやっていてすごく楽しい日になった」と晴れやかな表情を浮かべた。3安打をしても本来の打撃は戻っていないが、「(感触は)悪くはない」と完全復調へ手応えは感じている。15日は「精密機械」マダックスとの対戦。大ベテラン相手に勝負強さを発揮し、理想の打撃に近づきたい。



