<タイガース12-8マリナーズ>◇20日(日本時間21日)◇コメリカパーク
【デトロイト(米ミシガン州)20日(日本時間21日)=木崎英夫通信員】マリナーズ・イチロー外野手(34)はタイガース戦で中前打、遊撃内野安打、左前打を放ち今季5度目の3安打。4試合連続盗塁を決め、今季21個目を記録した。
昨季18勝にノーヒッターを記録した相手先発バーランダーに対し、1回表に中前打で出塁後、際どいけん制を2度入れられたが2番ベルトレの2球目に絶妙のスタートを切った。ベース際のタイミングは明らかにセーフ。が、判定はアウト。イチローにしては珍しく塁審に険しい表情で言葉を発した。「やられたとは思ってないから。審判にやられたわけだから」。
だが、やられたらやり返す。06年から11個のけん制死を奪うバーランダーと強肩捕手ロドリゲスの共同作業にもつけいるすきはあった。遊撃内野安打で出た6回表、セットポジション動作で完全に静止する直前に振り向くルール抵触ギリギリのけん制を2度受けてもスタートに狂いはなかった。
「まぁ、1個トライしておきたい気持ちはあったわね、その後に」。抜群のスタートを決めると、ロドリゲスは外角低目の投球をお手玉。4試合連続の今季21個目を決めて見せた。46試合で21個は74個ペース。自己最多56盗塁を決めた01年を上回るハイペース。イチローにとって悩みの種は、8-12でこの日も敗れ、いっこうにペースの上がらないチームの方だ。



