<パドレス2-1メッツ>◇5日(日本時間6日)◇ペトコパーク

 パドレス井口資仁内野手(33)がメッツ戦の走塁中に右肩を脱臼し、復帰まで4週間以上を要することが確実となった。7回2死一、二塁の場面で、二塁走者の井口は三遊間に飛んだクーズマノフの強い打球をよけようとジャンプ。ボールは左足に当たり、井口は空中でバランスを崩して転倒、地面に右肩を強打した。三塁ベース上で右肩を押さえながらしばらくうずくまった後にベンチへ戻り、8回からゴンザレスと交代した。

 井口は患部を冷やし、試合後は三角巾(きん)で右肩を固定して帰宅した。「とりあえずあす病院に行ってからだけど、3~4週間安静にしないといけないみたい。その後、投げられるかどうか」と話した。6日に精密検査を受け、故障者リスト入りする。

 この日、井口は3回に先制適時打を放つなど、3安打と活躍。それだけに落胆は大きく「3安打も打点もいらないよ…」と漏らしたつぶやきが痛々しかった。