松井復帰初安打も米メディア「ヒザ攻め」
<ブルージェイズ1-5ヤンキース>◇20日(日本時間21日)◇ロジャースセンター
【トロント(カナダ)=千葉修宏】復帰2戦目のヤンキース松井秀喜外野手(34)がブルージェイズ戦に指名打者で出場し、6月22日以来となる復帰後初ヒットを放った。5-1の8回表に右腕フレーザーから左中間二塁打。直後に一直で飛び出し併殺となる走塁ミスはあったが、復帰後7打席目で出た安打にホッとした表情を見せた。
ようやくタイミングが合った。8回表1死。フレーザーの外角93マイル(約150キロ)ツーシームをとらえると、左中間へ運んだ。試合後には「芯を外された感じのバッティングが続いていましたけど、最後はしっかりとらえられたと思います」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
6月22日レッズ戦以来となる復帰後初安打。メジャーに戻ってきてから7打席目に出た待望の一打だ。それまで久々に対戦するメジャー投手の内角球に詰まる場面が多かったが、「明日以降にいい形で行くんじゃないかな」と自らに期待をかけた。
それでも手放しでは喜べない。打ってから二塁へ到達するまでの速度は、米メディアから「あのスピードでひざは大丈夫なのか?」と質問が飛んだほど。ジラルディ監督は「三塁打にならないと分かって、速度を緩めただけ。頭のいい走塁だ(笑い)」とかわしたが、一方で松井の左ひざの状態について「あの状態で長くプレーしてきたから、痛みに慣れてしまっているだけ。本当に痛みがとれるのは手術をしてから」と万全の状態ではないことを示唆した。
松井は二塁打直後のカノの一直が、一、二塁間を抜けたと判断ミス。併殺も決められた。「ひざの影響で素早く戻れなかったのか?」という問いには、「単なる判断ミスです」と否定したが、「試合勘? それに関しては、かなり鈍い」と苦笑い。走塁という課題は解消されていない。
[2008年8月22日9時9分 紙面から]
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