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松井444号&メジャー500打点Wカード接近

ソロ本塁打を放ちトレーナー(中央)らの祝福を受ける松井(撮影・菅敏)
ソロ本塁打を放ちトレーナー(中央)らの祝福を受ける松井(撮影・菅敏)

<オリオールズ3-5ヤンキース>◇23日(日本時間24日)◇オリオールパーク

 【ボルティモア(米メリーランド州)=千葉修宏】ヤンキース松井秀喜外野手(34)が師匠に並んだ。この日のオリオールズ戦の7回に貴重な追加点となる今季9号。これで日米通算444号となり、長嶋茂雄巨人終身名誉監督の通算本塁打数に到達した。この日の勝利でワイルドカード争いではレッドソックスと5差に接近。まだまだプレーオフ出場をあきらめない。

 打った瞬間分かる、松井らしい当たりだった。1点リードの7回表。先頭打者として打席に入ると、カウント1-2から、オリオールズ先発ガスリーの92マイル(約148キロ)内寄り直球を右中間スタンドへ運んだ。「ほぼ完ぺき。自分の打撃が今日の試合の中で勝利につながったのが良かった」という納得の1打だった。

 故障者リストから復帰後、5試合で2本目となる今季9号はメジャー112本目。巨人時代の332号と合わせ、長嶋氏の444号に並んだ。松井は「僕は監督の現役時代をまったく知らないわけだから、数字が並んだと言われても。もちろん光栄だと思いますけど、監督も何も思ってないと思いますよ」とかわしたが、顔には笑みが広がった。加えてメジャー通算500打点もマーク。「そういうことを期待されているポジションなわけですから。これからどんどん増えていけばいいと思います」と胸を張った。

 自分の立場を考えた打撃だ。球団の手術勧告を拒否し、グラウンドに戻ってきた。だが投手を脅かすような全力疾走は無理。相手は安打か四球ならOKという逃げの投球をする。そんな中、「本塁打を打って、ジョギングでベースを回れれば」(キャッシュマンGM)という期待に応えるため試行錯誤してきた。

 リハビリ中も、自分らしい長打が打てるようにフォーム改良に取り組んだ。「上半身と下半身でタイミングを取るようにしています」。これまでは構えた状態で1度静止し、そこから打ち始めていた。だがスムーズにテークバックへ移行できるよう、現在は微妙にバットを揺らしながら上半身でもタイミングを取る。さらにテークバックの際、ヘッドを自分の頭の後ろ方向へ入れ、その反動を打撃に生かしている。

 復帰後、これで18打数3安打の打率1割6分7厘。率は悪いが安打はすべて長打だ。そんな松井にとって444号は通過点。「500本? そうなったらそうなった時にまた聞いてください。いつ来るか分からないけど」。松井自身、それを楽しみにしている。

 [2008年8月25日8時35分 紙面から]


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