大リーグの新人王が10日(日本時間11日)に発表され、ア・リーグはエバン・ロンゴリア内野手(23=レイズ)が満票で選出。ナ・リーグはジョバニー・ソト捕手(25=カブス)が受賞した。日本選手では、福留孝介外野手(31=カブス)がナ・リーグ6位だった。新人王は全米野球記者協会60人の投票で決まる。

 ロンゴリアは今季、岩村に代わって三塁の定位置を与えられ、ワールドシリーズ進出を果たしたレイズで中軸を打ち続けた。右手首骨折で約1カ月間戦列を離れながら、打率2割7分2厘。27本塁打、85打点を記録。レイズからの受賞は創設11年目で初めてだ。

 攻守に期待通りだった1年目を「自信はあった。慣れるのに1、2カ月かかったけど、それほど大変なことではなかった」と振り返った。マドン監督は「けががなかったら最低35本は打っていた。来年はそれくらい打つだろう」と断言する。若き主砲は「次の目標は、万全の状態でキャンプに臨むこと」と来季に目を向けていた。