初の日系メジャー監督が誕生する。100敗シーズンから再建を急ぐマリナーズが18日、新監督にドン・ワカマツ氏(45=アスレチックス・ベンチコーチ)を迎えることが分かった。アジア系からも初の大リーグ監督の誕生で、イチロー、城島にとっても良き理解者となりそうだ。
マ軍は今オフ、体制を一新。フロントにはズレンシック新GMを迎え、新監督ではロッテ・バレンタイン監督の名も挙がるなど候補7人が乱立した。ワカマツ氏は捕手で12年プレーも、メジャー経験は91年ホワイトソックス時代の18試合しかない。選手では不遇だったが、34歳でマイナー監督に転身してから指導者の才覚を発揮。06年オフにもロイヤルズのヒルマン監督(前日本ハム監督)らとともに、レンジャーズ監督の最終候補に残った。
親近感を持つのが日系4世というルーツ。太平洋戦争中に強制収容を経験した祖父母がオレゴン州に健在で、父はサンフランシスコ中心街の歴史的建造物を多く手掛けた有名技師。日本人街にあるリトルリーグで野球を始め、ボンズ(元ジャイアンツ)も同僚だったアリゾナ州立大では、「自分のルーツは日本」と日本語を1年履修。今も片言で会話でき、レ軍ベンチコーチ時代は大塚晶則投手のよき相談役だった。監督面談では「とにかく勝ちたいが、現実も考えないと。この冬はやるべきことが多い」と意欲を語っていた。13代監督として19日、地元シアトルで就任会見を行う。



