上原が渡米、オリオールズ背負う「19」
巨人からFA宣言している上原浩治投手(33)が11日、移籍が確実になっているオリオールズと正式契約を結ぶため米ボルティモアへ向け出発した。現地でメディカルチェックを受けた後、契約書にサインし、入団会見を行う予定だが、すでに上原サイドと球団側では背番号19をつけることで合意。大体大、巨人と背負っていた愛着のある背番号で、長年の夢だったメジャーリーガーUEHARAが誕生する。
昨年11月下旬からトレーニングを再開し、あこがれのメジャー入りに準備万端の上原だが、体調だけでなく“外見”も準備は整った。すでに年俸総額は2年で1600万ドル(約14億4000万円)で仮契約を済ませているが、契約内容は年俸だけでなく、背番号、先発としての起用、専属トレーナーの雇用など、詳細な条項も合意していることが明らかになった。
当初、背番号についてオリオールズ側から打診を受けた上原は「19番は付けている選手がいるので、空いた番号でいいです」と返答していた。しかし、19番を付けているオスカー・サラザー内野手(30)は昨季わずか34試合出場で打率2割8分4厘、5本塁打、15打点に終わった。同球団は日本球界で実績十分の右腕を迎えるために19番を空け、上原も愛着のある背番号を背負うことを了承した。これまでも浪人生として過ごした19歳の苦しい思い出を忘れないように19番を背負い続けてきたが、新天地でも“心得”は続くことになった。
午前中の渡米となったため、成田空港近くのホテルに宿泊。朝は苦手なタイプだが「サインしてメディカルチェックをするだけなんで、特に気持ちの高ぶりはないです。まだ向こうで野球をするわけではないので。きちんとサインを書けるようにしたい。帰ってきてから、話せると思います」と慎重なコメントながら表情はご機嫌そのもの。くしくもオリオールズのユニホームは、巨人と似たオレンジと黒を基調にしたデザイン。日本球界で大活躍した背番号19の勇姿は、メジャーでも変わることはなかった。【小島信行】
[2009年1月12日8時55分 紙面から]
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