中日からFA宣言した川上憲伸投手(33)が11日、米大リーグのアトランタ・ブレーブスと基本合意し、国内代理人の水戸弁護士を伴って本拠地アトランタへ出発した。現地時間12日(日本時間13日)に予定されるメディカルチェックをクリアすれば、正式契約の見込み。早ければ日本時間13日にもブレーブス川上が誕生する。

 川上は晴れやかな表情で成田空港に現れた。「まだ正式に決定したわけではないですが、気持ち的には落ち着いているというか、普通ですね。最終的にエージェントと話していい方向にいけばいい」。約5分間。言葉を選びながら、終始、笑顔で会見した。

 ブ軍について「投手王国だったというか、誰もが知っている投手が結構いた。例年堅い野球で上位に入っている。僕もそういうプレーヤー。派手ではなく地味です」と話した。ブ軍はマダックス、グラビン、スモルツらサイ・ヤング賞投手を輩出し、91年から05年まで14季連続で地区優勝を果たしたが、ここ3年は低迷中で昨季はナ・リーグ東地区4位。川上が入団すれば投手王国復活の使命を担う。メジャーで何勝したいかという問いには「ローテーション投手として最低限、期待されている仕事をしたい」と答えた。

 昨年11月15日に中日からFA宣言して2カ月。「結果的に結構長かったということはあるが、エージェントの方に任せて僕は野球の練習しかしていなかったので、それほど長いとは感じませんでした」。笑顔でアトランタへと旅立った。【鈴木忠平】