WBC版レーザービームの予行演習だ。マリナーズ・イチロー外野手(35)が13日、神戸市のスカイマークスタジアムでソフトバンク川崎宗則内野手(27)と合同練習を行った。3年連続3度目だが、今オフはこの1日だけになりそう。貴重な機会を生かし、右翼イチローの三塁送球練習で遊撃川崎がカットマンを務め、連係を深めた。
イチローの「中継の練習するんで!」の掛け声で、華麗なショーは始まった。本塁からのノックを右翼で捕球したイチローが地を這(は)うようなレーザービームを三塁に描く。遊撃川崎は三塁との距離を見ながら送球をスルーしたり、時にはカットしたり。WBCでも実現の可能性が高い「コンビ」は15分間も同じ動作を繰り返した。
イチローは「あいつは元気だからいいよね。1人でやるより、やる気になる。僕にとってはあいつとの勝負だから、ここでも負けたくない」と刺激になったようだ。先日、川崎が「打倒イチロー」と挑戦状をたたきつけたが、イチローは「何か言ったらしいね、と言ったら(川崎は)すっとぼけていた。ただ、僕を目標にしているようでは僕は抜けません」と笑顔。きずなを深めた師弟がWBC連覇を狙う日本の原動力になる。【柏原誠】



