アストロズ松井稼頭央内野手(33)が29日(日本時間30日)、右太もも痛で通算9度目の故障者リスト(DL)入りした。25日レッズ戦で痛みを感じ、翌日から欠場して回復を待ったが、「この4日間で徐々に良くなったが、スピードがまだ40%ぐらい。打つ方はいいが、自分のようなタイプは走れないといけないので」と治療を優先させることになった。

 松井が今年もDL入りした。メジャー移籍1年目から6年連続で、トータルで1シーズン半に匹敵する200試合以上を欠場した。残り81本で開幕し、6月中に達成濃厚とされた日米2000安打も、DL入りでオールスター前の名球会入りは絶望的。「DLに入る以上はしっかり治す」と切り替えた松井だが、この日代役出場のメイソネットが4安打4打点の活躍。リハビリが長引くようだと定位置も危なくなる。5月26日にさかのぼってDLに登録され、正念場を迎えた松井の復帰は最短で6月10日(日本時間11日)カブス戦以降となる。