<オリオールズ3-1マリナーズ>◇9日(日本時間10日)◇オリオールパーク

 【ボルティモア(米メリーランド州)=木崎英夫通信員】マリナーズ・イチロー外野手(35)がオリオールズ戦で2安打し、3試合連続となる今季25度目のマルチ安打をマークした。打率を3割5分9厘へと上げ、リーグ1位をキープした。

 試合開始約2時間前に球場上空を閃光(せんこう)が走り雷鳴とどろくサンダーストームに見舞われ17分間の中断で始まったことなどイチローには関係なかった。1回の第1打席にバーゲセンの真中低めに落ちるチェンジアップを引っ張りライナーで右前に運ぶと、3回の2打席目は外角ツーシームを逆らわずに左前に打ち返した。この時点で今季通算79安打としてリーグ1位タイに浮上したが3、4打席目は凡退。ヒル(ブルージェイズ)が1安打したため結局2位に落ちた。

 2安打を放った後、04年にし烈な首位打者争いを演じたモーラ三塁手がバーゲセンにした「ストライクゾーンで勝負したらやられるぞ」という助言が効いた。3打席目は外角低めのボールゾーンにチェンジアップを一ゴロ。4打席目は外角のストライクゾーンにきた球をはじき返したが、中堅右へのライナーに打ち取られた。イチローは会見を行わなかったが、バーゲセンは「アウトにできてラッキーだった」と笑っていた。