<メッツ1-9ヤンキース>◇26日(日本時間27日)◇シティフィールド

 【ニューヨーク=大塚仁】ヤンキース松井秀喜外野手(35)が古巣の動向に冷静な反応を示した。巨人滝鼻卓雄オーナー(69)が「日本球界に復帰の場合はぜひ巨人に」などと発言。内容を伝え聞いた松井は、メッツ戦の試合後に「前とまったく同じコメントでお願いします」と話すにとどめた。「前」とは阪神が来季獲得に向けて調査に乗り出すことが明らかになった際のことで、そのときは「興味を持ってもらっているのはうれしい」などと答えていた。

 今季でヤ軍との契約が切れるとはいえ、現在はシーズン中。ましてや松井はヤ軍残留が第1希望で、再契約とならなかった場合も大リーグでプレーすることを優先に考えている。阪神、巨人といった日本球界復帰はあくまで仮定を重ねた上で浮上してくる。

 何より松井の立場からすれば、将来的なことよりも現状で必死。シティフィールド初体験となったメッツ戦は指名打者がないためベンチスタート。9回1死一、二塁で代打起用され左飛に倒れた。8点リードで勝敗は決まっていたが「打席でボールを見る機会が少ないんで、結果も大事ですけど、ああやってボールを見ることも大切」と強調した。数日前からの風邪は回復に向かい、練習中のベースランニングも再開。今はコンディションを上げ、ヤ軍の一員として結果を残すことしか頭になかった。