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松井ハラデー打ち!独立記念日に祝砲12号

ハラデー(手前)から12号本塁打を放つヤンキース松井(撮影・菅敏)
ハラデー(手前)から12号本塁打を放つヤンキース松井(撮影・菅敏)

<ヤンキース6-5ブルージェイズ>◇4日(日本時間5日)◇ヤンキースタジアム

 【ニューヨーク=大塚仁】ヤンキース松井秀喜外野手(35)がブルージェイズのエース、ハラデーから価値ある1発を放った。1点を追う2回1死で、右翼席に今季12号同点ソロ。94マイル(151キロ)の沈む速球に狙いを定めて仕留めた。「甘く入ってきたところをしっかり打てた。漠然と待って打てる投手じゃない。あの打席に関しては、沈む球を待っていた」。難敵を打つための「賭け」に勝って最高の結果を出した。

 松井が「メジャー球界一のピッチャー」と断言する相手だけに、思いは格別だった。ハラデーからの本塁打は3本目だが、過去2度は07年8月8日が2-14、08年8月21日が0-13といずれも大量リードされた場面だった。「競った中で打ったのは初めてだったんでよかった」。07年の初アーチまで苦しみ続けた天敵からの1発は、確かな自信となって刻まれた。

 試合前にハラデーのデータに目を通し、意外な事実に驚いた。「オレこんなに打ってるのか」。過去の対戦成績は47打数11安打の打率2割3分4厘。いい数字ではないが、実際の感覚はそれをはるかに下回っていた。ほかにもデーモンが打率3割4分5厘、ポサダは同2割8分6厘などの数字を目にし、データ以上に大きかった苦手意識は試合前に振り払っていた。

 同点の8回には2番手リーグから左翼線二塁打で4打数2安打1打点。この日は米国の独立記念日だったが、過去7年で18打数9安打3本塁打という「独立記念日男」の本領を発揮した。チームも延長12回にポサダのサヨナラ打で独立記念日の連敗を3でストップさせ、首位レッドソックスに1ゲーム差と迫った。松井は「少しでも上にいた方がいい」と、7月に入って10打数5安打2本塁打の好スタート。大リーグ通算500得点にもあと1とした。同地区のエースをたたいての勝利で、松井とチームが勢いづいた。

 [2009年7月6日8時27分 紙面から]


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