【シカゴ(米イリノイ州)19日(日本時間20日)=四竈衛】今季限りでヤンキースとの契約が切れ、FAとなった松井秀喜外野手(35)について、ヤ軍ランディ・レビン社長(54)が進展がないことを明かした。同地で行われていたオーナー会議に、スタインブレナー兄弟の代行として出席。「今は来季のプランを作るために話し合っている段階」と、具体的な折衝が進行していない現状を説明した。

 というのも、ヤ軍はこの日までに今季の総年俸2億1400万ドル(約192億6000万円)から2億ドル(約180億円)以内まで、約13億円以上の削減方針を固めたと言われる。今季は新球場元年にもかかわらず、本拠地81試合の観客動員が計371万人とドジャースに次ぐメジャー2位。世界的な経済危機の中、超高額チケットが売れ残り、2日間のオーナー会議でも価格引き下げ問題が議題に上がるほどだった。

 松井の処遇も、年俸1300万ドル(約11億7000万円)の高額年俸がネックとなっている。「まだ何も決まっていない。今はそれしか言えないんだ」。レビン社長の苦しそうな言葉が、交渉の難しさを表していた。