奪三振王ティム・リンスカム(25=ジャイアンツ)が19日、激戦となったナ・リーグのサイ・ヤング賞を2年連続で制した。本人も「窓から飛び出すほど驚いた。ラッキー」と目を丸くしたように、先発投手で挙げた15勝は、ストライキで短縮となった81年バレンズエラ(13勝=ドジャース)を除けば史上最少の勝ち星。得点3位の最多勝ウェインライトまでわずか10点差で、1位票が2位での受賞は史上2度目という大接戦だった。

 連続受賞は史上8人目の快挙。メジャー3年目で早くも大投手の道を歩むが、電話会見の最後は神妙な声で謝罪文を読み上げた。10月にスピード違反で摘発された際、マリフアナ所持が発覚したことに「自分は間違いを犯した。球団とファンに謝りたい。この一件で学んだことを将来に生かす」。事件発覚が記者投票の終了後で、カージナルス勢が得票を分け合ったことも、「ラッキー」だった。