カージナルスの主砲アルバート・プホルス一塁手(29)が24日、2年連続で歴代2位タイとなる3度目のMVPを、史上15人目の満票で飾った。両リーグ1位の47本塁打に打点、打率もリーグ3位とカ軍地区Vに貢献し、32人の記者投票による1位票を独占した。
02年ボンズ(ジャイアンツ)以来となる満票選出にプホルスは、「本当に恐縮だよ」と謙虚だった。オフに右ひじを手術。痛みとの闘いで9月10日以降はノーアーチ、地区シリーズも3試合で1打点に終わったこともあり、素直に喜べなかった。それでも1年目から「打率3割・30本塁打・100打点」を9年連続でクリアする安定感に、今季は5本のグランドスラムを含め満塁機で17打数10安打35打点という勝負強さは光った。最多MVPは7度のボンズだが、プホルスは次点となる9人目の3度目受賞となった。
通算打率3割3分4厘はイチローを抑えて現役1位で、将来的には本塁打、打点で歴代最多記録を塗り替える可能性も秘める。ただ個人成績には無欲。メジャー9年で6度のポストシーズン出場も世界一は1回だけに満足できず、「指は10本。あと9個、チャンピオンリングが欲しい。ジーター(ヤンキース)がこれまでに持っているぐらい(5個)欲しいんだ」とチームの勝利だけを願った。




