マーク・マグワイア氏(46=カージナルス打撃コーチ)の薬物使用告白から一夜明けた12日、元同僚ホセ・カンセコ氏(45)が「オレをうそつき呼ばわりしやがって」と糾弾した。05年に著書でマグワイア氏にステロイド注射を打った過去を暴露していたが、謝罪会見で否定され、「全国中継でうそ発見器にかけてくれ。オレはパスできるが、彼にはどんな反応を示すかな」と挑発した。両氏は86年から7年、アスレチックスで中軸を担い「バッシュ・ブラザーズ(猛打兄弟)」の異名をとった。

 また08年に殿堂入りしたリッチ・ゴセージ氏(58)は「人々をあざむいたわけだから、殿堂に入れるべきではない」と、薬物使用歴のある選手を除外すべきと提案。通算755本塁打のハンク・アーロン氏(75)は全国紙で「みんな許すべきだ」と事態の沈静化を求めた。