ブレーブス斎藤隆投手(39)が3日、昨秋に第3子(三女)が誕生していたことを明かした。この日、成田空港からメジャー5年目のシーズンに向けて渡米。7日からキャンプ地フロリダ州レークブエナビスタに入って調整する。14日で40歳となるプロ19年目のベテランは「強くて伝統あるチームでのプレーにこだわった。最低60試合は投げたい。どんなポジションでも精度の高いボールを投げ続けたいです」と目標を語った。

 出発前の斎藤はどこか寂しそうな表情だった。昨年10月9日に生まれた三女との別れがつらかった。単身渡米する斎藤は「例年なら上の娘たちが泣いて見送ってくれますが、今年は僕のほうが参っちゃう」と、後ろ髪を引かれる心境を吐露。この冬は長女、次女の受験も重なり、父親としての心配事は絶えなかった。由希子夫人と3人の愛娘のためにも全力を尽くす。【山内崇章】