<オープン戦:メッツ3-4マーリンズ>◇5日(日本時間6日)◇米フロリダ州ポートセントルーシー

 メッツ五十嵐亮太投手(30)がオープン戦2度目の登板で打たれ強さを見せた。1点リードの6回から登板。7回2死から「ストライクを取りにいった」という内角フォークを右翼席に運ばれた。許した安打はこの本塁打だけだったが「正直悔しい」と本音を漏らした。失敗から学ぶことに意味がある。「フォームの中にゆるみが出た。しっかり腕を振って、狙ったところに投げないと、ああいう形になる。それを早い段階で気付けたのはいいこと。経験として僕の中に残るんで」と表情は明るい。08年8月以来1年半ぶりとなる2イニング投球もクリア。マニエル監督は「マウンド上で雰囲気を持った男だ」と最上級の褒め言葉を送った。(ポートセントルーシー=佐藤直子通信員)