<オープン戦:レッドソックス9-11レイズ>◇22日(日本時間23日)◇米フロリダ州フォートマイヤーズ

 レッドソックス田沢純一投手(23)が、1イニング3被弾の屈辱を味わった。この日、レイズ戦の5回に3番手で登板。先頭ロンゴリアに初球の外角直球をとらえられ、左中間へソロ。走者一塁からゾブリストに右越え2ラン、2死後にはロドリゲスに左中間へのソロを許した。1回4安打4失点。田沢は最近3試合で被本塁打5本の結果に「気をつけていながらもまた同じ結果になってしまった。すごく悔しい」と唇をかんだ。

 レイズの主力打者に浴びた1発はいずれも直球。コース自体は厳しく攻めながらも、下半身の粘りを欠いた上体投げでは理想の球威は戻らない。中継ぎでの激しいメジャー生き残り争いは最終コーナーに差し掛かった。がけっぷちに立たされた田沢にとって、次回25日(日本時間26日)のマーリンズ戦は、明確な結果が求められる。(フォートマイヤーズ=山内崇章)