<エンゼルス4-10アスレチックス>◇9日(日本時間10日)◇エンゼルスタジアム

 【アナハイム(米カリフォルニア州)=大塚仁】エンゼルス松井秀喜外野手(35)がアスレチックス戦で2号本塁打を放ち、日米通算474本として歴代10位の田淵幸一氏に並んだ。2回の先頭打者で、左腕ゴンザレスの外角の91マイル(約148キロ)速球に逆らわず左方向にはじき返した。「たまたま向こうに飛んだ」と打球方向には関心を示さないが「スイングも良かったし、芯に当たった。いい角度で上がった」と内容のある1発だった。ストライクゾーンが広いとされるメジャーでは外角を徹底的に攻められることが多い。そうした外角攻めへの対応を磨き、メジャー8年間で通算142本塁打を積み重ねてきた。開幕戦の1号に続きまたも左投手からで、昨季の左打者では両リーグ最多タイの13本塁打を放った左投手への強さも健在だった。この1発でメジャー8年目での通算600打点(735人目)も達成。勝ち星を伸ばせないチームにあって、4番打者のバットは鋭さを増している。

 前日は662日ぶり、174試合ぶりに左翼を守りフル出場したが、ひざなどの状態は良好で打席でも好調をキープしている。それでもチームは4連敗とあって「自分たちのペースになっていない。それだけです」と笑顔はない。この日は日本でテレビ中継がなかったため、試合後に師匠の長嶋茂雄終身名誉監督(74)に今季初めて電話で本塁打を報告した。次はチームの勝利も一緒に報告し、心から喜びたいところだ。