<カージナルス2-0ドジャース>◇17日(日本時間18日)◇ブッシュスタジアム

 ドジャース黒田博樹投手(35)が6回4安打1失点の好投むなしく、8敗目(7勝)を喫した。

 マウンド上の気温が40度を超える炎天下の登板。強打者が居並ぶカージナルス打線を、ツーシームで攻め続けた。3回には2四死球と2暴投で2死二、三塁のピンチを迎えるも、3番プホルスを中飛に仕留めた。4回には1死一塁から2連打で1点を許したが、後続から2三振を奪い「その(1失点)後で点をやらなかったのが大きかった」と振り返った。強打者のプホルスとホリデーを計1安打に抑え、「理想的なピッチングができた」と手応え十分の勝負となった。

 5、6回をそれぞれ3者凡退。101球を投げたところで「暑さにへばっている部分も多少ありましたし、チームのことを考えて」降板。8奪三振の力投も、カ軍先発ウェインライトの前に打線は沈黙。「こればっかりはどうにもならない」と悔しさをにじませた。チームは後半戦3連敗。18日はトーリ監督の誕生日だけに勝利をプレゼントしたいところだ。(セントルイス=佐藤直子通信員)