<レンジャーズ7-3レッドソックス>◇15日(日本時間16日)◇レンジャーズ・ボールパーク

 【アーリントン(米テキサス州)=四竈衛】レッドソックス松坂大輔投手(29)が4敗目(8勝)を喫した。レンジャーズ戦に先発し、0-2の7回2死で降板。2番手が3ランを浴び、7安打4失点8奪三振の成績で、6月30日以来8試合ぶり黒星が付いた。「中盤から良くなってきたのでしっかりと投げきりたかった。あそこで交代させられてしまうのが今の僕。自分の責任です」。

 試合開始の午後2時に37度だった気温は、松坂が降板する際、約40度まで上昇していた。一方で、松坂の調子は上昇中だった。猛暑を考慮し、ブルペンで通常より約20球少ない球数で切り上げたため、序盤は「体が動かなかった」という。イニング間には、氷水を浸したタオルで頭や首を冷やし、いつも以上に水分を補給。そのかいあって今季最多115球にも、回を追うごとに球威が増した。

 5回には4個目の三振を奪い、91試合目で通算500三振に到達。レッドソックスでは20年以降、クレメンス(79試合)に次ぐ2番目のペースだ。「500に関しては何も思わない。1000個の時、そういうペースだったらいいですね。今までで一番暑かった。終わった後の方がダメージがありました」。プレーオフ進出をかけた戦いは、残り43試合。ダメージを引きずるわけにはいかない。