<レッドソックス6-0エンゼルス>◇17日(日本時間18日)◇フェンウェイパーク

 エンゼルス松井秀喜外野手(36)が、レッドソックス戦に「5番DH」で出場し、3打数2安打1四球と2試合連続でマルチ安打をマークした。第1打席の中前打、第4打席の右前打と、いずれもカウント1-1から内角のカットボールをさばいた。慎重過ぎることなく、シンプルにバットを振り抜く。「甘い球をしっかりと打ててますし、そういう意味では悪くないと思います」とうなずいた。15日の4安打に続き、4打席で3度出塁。8月序盤の低迷期から完全に脱出した。

 結果が出ていない時期でも、光明は見えていた。「安打にならなくても、良くなりそうな感じはあった。1日ですぐに変わるものでもないし、徐々に良くなっていくものです」。ネット裏から観戦した巨人時代の先輩桑田真澄氏から「悪い時でも楽しむ」との激励を伝え聞くと、自らのスタンスで応答。「どういう時でも変わらないことですね」と言うように、プロ18年間で貫いてきた姿勢が、ブレることはなかった。

 もっとも、エ軍はレ軍戦で今季8戦全敗。勝率5割と貯金を使い果たし、プレーオフへの望みは薄くなってきた。「主導権がずっと向こうにある。うちのペースで試合が運べていないですね」。確かに、チーム状態はどん底に近い。それでも、打席に向かう松井の姿勢が変わることはない。(ボストン=四竈衛)