<ドジャース0-3ジャイアンツ>◇5日(日本時間6日)◇ドジャースタジアム

 ドジャース黒田博樹投手(35)が、また援護なく敗れた。ジャイアンツ戦で12敗目(10勝)。昨年7月にノーヒットノーランを達成している先発左腕サンチェスに対し味方打線がまったく打てず、結局3安打完封負け。黒田は2回に1点を与えた後、7回には8番ウリベにカウント2-1からの外角スライダーを「勝負を焦ってしまった」と、左翼ポール際に2ラン本塁打された。だがそれ以外は連打は許さず、内外角と高低を使った安定した投球だった。

 黒田が今季12敗した中で、味方の得点が0だったのはこれで6度目。「今はもう我慢して、また次に切り替えてやるしかない」と淡々と話した。トーリ監督は打線の援護がないことに「我々は先発投手にプレッシャーを与えてしまっている」と厳しい表情だった。(ロサンゼルス=水次祥子)