<オリオールズ2-4タイガース>◇3日(日本時間4日)◇オリオールパーク

 オリオールズ上原浩治投手(35)が2年目を終えた。最終戦は出番がなかった。1勝2敗13セーブ、防御率2・86のシーズンを「激しい1年だった。一番下も見たし、一番上も見た感じ。前半(チームを)離れて半分悔しい思いもしたけど、球宴後は本当に充実した日々を過ごせました」と笑顔で振り返った。今季も2度故障者リスト入りしたものの、後半は守護神として大活躍。開幕当初は先発へのこだわりも見せたが、「先発は自分の体が無理じゃないかって、80%くらいあきらめてます」と、今後は救援や抑えの道を追究する。

 今季は2年契約の最終年。来季以降については「他球団も含めて、僕をどう評価してくれるか。メジャーが第一。日本が本気なら考えますけど」と、メジャーからのオファーを優先しながら、所属先を選定していく予定だ。(ボルティモア=佐藤直子通信員)