ブレーブス斎藤隆投手(40)が、10日(日本時間11日)の地区シリーズ第3戦から緊急登録されることが濃厚となった。右肩痛の影響でベンチから外れていたが、9日にフロリダ州オーランドでの教育リーグで調整登板。1回を1安打無失点と、上々の内容だったこともあり、左わき腹痛で離脱する抑えのワグナーに代わってブルペンで待機する見込みとなった。

 登板後の斎藤は、すぐに地元アトランタへ移動。「本当は2、3回(試合)は投げるつもりだった。ただ、こんな状況だから自分の状態を言ってられない。まさかワグナーが…」。抑え不在の緊急事態を理解したうえで、緊急合流への覚悟を口にした。

 最終的には、10日の試合前に決断するコックス監督は「ワグナーが次のラウンド(リーグ優勝決定戦)で登板できるか。斎藤は良かったみたいだね」と話した。1勝1敗で迎えた本拠地での2試合。斎藤が力を出せる展開になれば、シリーズ突破も見えてくる。(サンフランシスコ=四竈衛)