ポスティングシステム(入札制度)でメジャー移籍を目指す楽天岩隈久志投手(29)にアスレチックスが高額入札した可能性が高まったと、6日付のFOXスポーツ電子版が伝えた。

 FOXスポーツ電子版の看板記者ケン・ローゼンサル氏は「ア軍が今オフ最初のサプライズを起こすかもしれない」として同球団が落札した可能性を伝えた。「ア軍は09年1月から楽天と提携している。レンジャーズの入札額はそれほど高くなく、マリナーズも高額入札はしていない模様」と伝えた。

 今季リーグ最高のチーム防御率3・56を誇るア軍が動いた背景には、トレードで強打者の獲得を狙う球団の戦略がある。ビーンGMは1日の記者会見で「打者を補強する代わりにいい投手を手放さなければならないので、どうすべきかを慎重に考えている」と明かした。岩隈を獲得できれば、来季先発5番手候補の24歳右腕マザーロを放出することが可能となるため強打者の補強も実現でき、来季は優勝を狙える戦力がそろうと見込んでいる。

 ア軍の先発ローテは今季完全試合を達成した左腕ブレーデン、15勝9敗をマークした左腕ゴンザレス、新人で防御率2・80をマークした左腕アンダーソン、18勝8敗の右腕カーヒルと、いずれも27歳以下。同記者は「岩隈自身がトレード候補になることさえあるかもしれない」とも指摘しているが、ア軍に入団しそのまま残留すれば、リーグ最高の先発投手陣の一角を担うことになる。