ワールドシリーズ終了後5日間の所属球団との独占交渉期間が終了し、エンゼルスと契約を結ばなかった松井秀喜外野手(36)はフリーエージェント(FA)となった。他球団との交渉が解禁され、「代理人との申し合わせに従い、契約についてのコメントは差し控えさせていただきます」と談話を出した。

 オーナーのウォルフ氏が「500万ドルぐらいでサインできれば」と前向きな姿勢を伝えられるアスレチックスが移籍先候補に挙がるほか、ホワイトソックスやタイガースも関心を示す。松井の今季年俸は600万ドル。大物に比べ資金を抑えられる点は魅力で複数球団が名乗りをあげる可能性もある。(アナハイム=大塚仁)