エンゼルスからFAとなり移籍先が注目される松井秀喜外野手(36)にライバルが現れた。米スポーツ専門局ESPNは12日(日本時間13日)、今オフのストーブリーグに関する特集をホームページに掲載。テーマの1つに「FAとなったベテランDHで最も余力があるのは誰か?」を選んだが、その中で今季ヤンキースDHを務めたランス・バークマン外野手(34)にアスレチックスが興味を示していると報じた。

 バークマンはアストロズで00年から昨年まで10年連続20本塁打以上をマークした両打ちの大砲。今年の7月31日、松井の後釜となるDH不在に苦しむヤンキースにトレードされた。今季の成績では打率2割7分4厘、21本塁打、84打点を残した松井が大きく上回るが、バークマンにも長年の実績や両打ちという捨て難い魅力もある。ヤ軍でDHを務めた強打者2人が、オフシーズンで因縁の戦いを繰り広げようとしている。