ドジャースからFAとなった黒田博樹投手(35)が15日(日本時間16日)、1年総額1200万ドル(約9億6000万円)でド軍と正式に再契約した。内訳は年俸800万ドル(約6億4000円)と契約金400万ドル(約3億2000万円)で、契約金は12~13年に分割して支払われる。全球団に対するトレード拒否条項と、50万ドル(約4000万円)の出来高契約も含まれているという。獲得競争になれば年俸が高騰したのは確実だが、この日身体検査を済ませた黒田はロサンゼルス・タイムズ紙の取材に「球団が僕を必要としてくれただけでうれしい。他のオファーを聞く必要はなかった」と話した。今季は11勝13敗、防御率3・39とメジャーでは初の2ケタ勝利を達成した。