大リーグ公式ホームページは19日(日本時間20日)付で、エンゼルスのボビー・アブレイユ外野手(36)が来季のDH転向に前向きな姿勢を示していると報じた。

 今季は松井秀喜外野手(36)が主に務めたDHへの転向に関して「問題ない。チームが強くなるためなら、自分はそれに備える」と語った。エ軍はレイズからFAとなったカール・クロフォード外野手(29)の獲得に動いており、入団となればアブレイユはDH転向が濃厚。気持ちの準備を済ませ、松井退団を前提としたチームづくりが着々と態勢を整えつつある。

 松井の気持ちもすでに来季へ向いている。17日に米国内で自主トレーニングを開始。「(来年は)毎試合本塁打だよ」と打棒復活を最大のコンセプトに、打撃練習も含むメニューを連日精力的にこなしている。松井とエ軍は、それぞれの方向に動きだしている。