オリオールズの地元紙ボルティモア・サン電子版が24日(日本時間25日)、FAになった上原浩治投手(35)に年俸調停を申請しなかった背景を解説した。基本は残留交渉を進めるFA選手に申し込み、受諾ならほぼ年俸増で契約を保証する。一方でドラフト補償権目当ての「紳士協定」も存在している。移籍の場合に備えて、選手側に回答日までに拒否の確約を取り付けるもの。オ軍は代理人マーク・ピーパー氏に同協定を働き掛けたが、難色を示されたという。ただ同紙は「球団がウエハラを必要とする姿勢は変わらない。彼はこの街を愛し、息子も地元の学校生活を楽しんでいる」と、残留が基本線であることをした。