ホワイトソックスは3日(日本時間4日)、エンゼルスからFAとなった松井秀喜外野手(36)の獲得から完全撤退した。左打ちの大砲アダム・ダン内野手(31)と4年5600万ドルで正式契約。ケン・ウイリアムズGMは「後はコネルコとの再契約が最優先」と4番打者の残留に全力を注ぐ構えで、仮にコネルコが移籍した場合でも「一塁を守れる選手を探す」と松井へのシフトを“否定”した。

 ホ軍は左打者の補強が重要課題だったため松井もリストアップしたが、左打ちの捕手ピアジンスキーとも2年総額800万ドルの契約で残留に合意した。そのため同GMは、コネルコ移籍の場合の代替要員について「2人の左打者を確保できたから、後は右でも左でもいい」と左打者にはこだわらない構え。

 コネルコの動向にかかわらず、DHのスポットをダンで埋めたホ軍。松井を獲得する可能性はほとんどなくなった。